この記事で紹介すること
- 投げ入れ堂ってどこにある?
- どうやったら辿りつける?
- 最後までたどり着いた感想を教えて!
日本一参拝が難しい場所にあるという投入堂。日本史を高校で学習した人は教科書でみた方もいるのではないでしょうか。
参拝のために1時間ほどかけて山を登らなければならず、道中も危険なので「日本一危険な国宝」とも呼ばれています。
投入堂まで行ってきましたので、全身筋肉痛になった私が魅力を写真と共に伝えていきたいと思います!
1.投げ入れ堂のアクセスや受付時間
投げ入れ堂へのアクセス
- 住所:682-0132 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
- JR倉吉駅より路線バスで約40分
- 中国自動車道「院庄IC」より国道179号線、車で約50分
- 米子自動車道「湯原IC」より国道313号線→482→179、車で約50分
私たちは車で行きました。道のりが険しいといったこともありませんでした。
行く途中で車の中から投入堂は見れませんので注意。
やはり自分の力で登らないと見れない・・・!
maipyon
投げ入れ堂の受付時間や注意点
投げ入れ堂の注意点など
- 受付:8:00~15:00
- 16:30までに戻ってくること
- 入山料:大人だと800円(ふもとの本堂までは400円)
- 2人以上で入山すること(単独行動はNG)
- 靴は滑りにくいもので行くこと(検査あり)
- 靴の検査に落ちたらわら草履を購入し、それで登る
- 雨や雪など荒天時、またその後により危険と判断された場合は入山禁止(例年12月~3月ぐらいまでは積雪のため入山禁止)
- >>ホームページで詳しくチェックする
靴についてですが、靴裏の凹凸によって判断されているようです。スニーカーはダメですが、運動靴ならばオッケーでした。
また、入山すると一切水分補給できる場所がないので、多めに水分を持っていきましょう。
私はアクエリアスを2本持っていきました。8月でしたので、1本では足りませんでした。また、往復で1.5時間~2時間かかります。
入山時に代表者の住所と、入山時間を記入し、下山したときも時間を記入します。わらじやスポーツドリンク、軍手などもそこで購入できるようです。
2.投げ入れ堂道中の景色やオススメポイント
道中での景色を写真付きで紹介したいと思います。
道中の道のりが険しすぎて写真を撮る気力もなく、どれだけ過酷な道のりかをうまく伝えることができませんが、運動不足の大学生でも行けたレベルですので挑戦してみてはいかがでしょうか。
田舎で育ってよかったなぁというポイントがかなり多かったです。
木の根につかまって腕の力と足の力を駆使しないと登れないポイントもありました。
そういった場所が永遠続く場所ですので、覚悟してください。
maipyon
60歳を超えているであろう年配の方も往復していてたまげた。
私は事前調べを怠ったので覚悟が足りずに道中驚きの連続でしたが、どうにか最終ポイントまで行くことができました。
ありのままの自然と触れ合える場所だらけで、最初の方は綺麗だなと思いつつ進むことができていました。
なかなかお目にかかれない場所かつ神聖な場所なのでパワーがもらえますね。
中腹の文殊堂より撮影。
見にくいですが、画像下に見える鎖が見えますでしょうか。
くさりがつけられている斜面はくさり坂と呼ばれていて、鎖を持ちながら山の斜面を登らなくてはなりません。
文殊堂からの眺め。最高の景色です。
ここまではずっと上に登らなければならないので大変ですが、ここから先の道は上下が少なくなりますので大分楽になると思います。
道中の写真。画像の岩肌の上を通るのが正規ルートです。
ちょっとでも足を踏み外すと死の危険があります。まぁずっと足を踏み外したら死ぬ道なのですが・・・。
わら草履はグリップが強いので滑る心配が少ないそうです。
私は運動靴でしたので何度も滑りかけました。
足だけで登るのではなく、腕力も駆使するのがポイントです。じゃないと危ないです。
約45分登り続けて最終ポイントに着きました。(往復で1時間15分ほどかかりました)
これが投入堂です。中に入ることはできませんが、その迫力と景色、優美な姿に圧倒されます。
平安後期の作であるともされ、現存する神社建築では日本最古級ともいわれており、役行者が法力をもって岩窟に投げ入れたといわれ、「投入堂」と人々が呼ぶようになったんだとか。
本当にどうやって建てたのでしょうね・・・。見れば見るほど謎が深まります。建っている場所だけではなく、こんなに長い間現存していることも含めありがたい寺なのでしょう。
3.投げ入れ堂についてのまとめ
死亡事故も起こっているようですし、事故が起きた際に場所が分かるようにするために、すぐに対応できるように「2人以上で登ること」という注意があるのだと思います。
当サイトではなにが起きても一切責任は取りません。しかし、苦労していくだけの価値はある素晴らしい場所です。
余談ですが、伏見稲荷山頂まで行ったこともありますが、断然こっちの方がしんどいです。
階段のある場所と比較しても仕方ないのでしょうけれど・・・。

この年齢でないと行けれなかったなという感覚はあります。
「死ぬまでに見ておきたい名所」にも選ばれたことがある場所なので、行くなら体力のあるうちに行きましょう!