読者の悩み
- Googleアナリティクスがもっと見やすかったら・・・。
- スプレッドシートにまとまったら、見やすいけど、方法が分からない
- 毎日どのページがPVを稼いでいるか簡単に把握したい
こんな悩みに答える記事になっています。
サイトを運営していく中で、踏み込んだ解析をするために、ページごとのPVが欲しい。
・・・でも、アナリティクスで毎回その画面に行くのは面倒!
そんな方は多いと思います。
もし、毎日自動でレポートが作成されたら・・・と思いませんか?
今回は、毎日自動でスプレッドシートにレポート作成をする方法を徹底的に解説していきます!
この方法を使えば、毎日どのページが何PVを稼いでいるのかが分かるため、日々次に改善すべきページはどこか?といったことが分かるため、PVの伸びも必然的に速くなります。
しかも、グーグルスプレッドシートを使っているため、スマホからでもスプレッドシートの内容を見ることが可能です。
これで出先でも、昨日のPVどれくらいだろう・・・と簡単に把握できるので問題なし
記事の前半ではスプレッドシート上でデータを見る方法、記事の後半ではスプレッドシートが毎日データを自動で更新できるよう設定する手順について説明します。
1.スプレッドシートとGoogleアナリティクスを連携
どんな解析レポートになるかをまずは見ましょう!
例えば、以下の画像のような解析が可能になります。
このレポートのメリット
- 視認性抜群
- スプレッドシートを開いた瞬間この画面なので、アナリティクスを見るより煩わしくない
- ページごとの検索回数などもわかるので、そこから内部リンクが活用されているか?も推測可能
さて、先ほどの画像では、10月(ブログ運営3か月目)での1か月のデータが入っています。
一番左の列のPageに、URLが書いてあります。
そして、左から順にPV数、訪問を開始した(ユーザが最初に来たページの)回数、直帰率、検索流入数が分かるようになっています。
好きな期間で計測可能ですので、私は「1日ごと」「1か月ごと」「全期間」で3つのページを作っています。
maipyon
2.スプレッドシート上で自動でレポートを作る方法
まず、Googleスプレッドシートを使います。
アカウントは、GoogleAnalyticsでも使用しているものでないとできません。
アクセスしたら、アドオン→アドオンを取得→GoogleAnalyticsを選択
取得すると、アドオンにGoogleAnalyticsが入ります。
次に、画像のように選択します。
Create New Reportをクリックすると、なかなか難しそうな画面に移ります。
上から説明しますと、Metrixには、「データの何を知りたいか」を選択します。
Dimensionsには、「なにごとにデータを知りたいか」を選択します。
例えば、「ページごとにPVを見たい」ですと、MetrixにはPageViews、DimensionsにはPageを選択するという感じです。
ですので、「使われているデバイスごとに解析したい」ということも可能になってきます。
一番上に名前を入れ込む場所もありますので、適当に「昨日のPV」とでもつけておいてください。
スプレッドシート状に表が一旦出来上がる
Create Reportをクリックすると、小難しい画面が生成されます。
下の方を見ると、きちんと作られています。
「昨日のPV」には、左の列がページで、右の列がPV数で反映されていると思います。
ですが、今の状態では、昨日だけのデータを取りたいのに「30日前から昨日までのPV」を計測していることになっていますし、PVだけしか閲覧できない状態なので、直していきます。
3.スプレッドシートを編集して、データを選択する
スプレッドシートのReport Configurationを編集して、自分の取りたいデータを選択していきます。
画像では既に3種類できていますが、1つずつやってください。
※このページ通りに作っているのなら、まずは「昨日のPV」の部分だけを参考に編集し、またアドオン→GoogleAnalytics→Create New Reportから、違う名前のものを作り、編集を繰り返してください。
Metrixには
「ga:pageviews,ga:entrances,ga:BounceRate,ga:organicSearches」
と入っています。
Metrixの内容
- ga:pageviews
PV数を表示 - ga:entrances
ユーザが最初に見たページだとカウントされる - ga:BounceRate
直帰率 - ga:organicSearches
検索流入があった回数
のようになっています。他にもできることは多いのですが、これくらいあれば十分活用できるのではないかと思います。
Dimensionsには変わらずga:PagePathが入っています。
Orderの部分に、「-ga:pageviews」を入れておけば、自動でPV数の部分が、PVの多いものから自動でソートされます。
End Dateには、すべて「yesterday」を入れておきます。
最後に、難しいのがStart Dateです。↓を参考にしてStart Dateを書き換えましょう。
Start Dateを次のように書き換えよう!
- 全日PV
ブログを始めた日以前の日付を挿入 - 1か月のPV
「=EOMONTH(NOW()–1,–1) + 1」を挿入
昨日の月初めの日付を取得します。 - 昨日のPV
yesterday
1か月のPVでは関数を使っているのでわかりづらいかもですが、コピペで大丈夫です。
4.スプレッドシートのレポートを毎日自動で更新できるように設定
とりあえず、ここまでのことができて、自分の作りたいデータを選択できたと思ったら、アドオン→Google Analytics→Run Reportsで更新しましょう。
なにかしらのミスがあれば、そこで知らせてくれますので、おかしなことをしていないか見直しましょう。
うまくいって、きちんとそれらしいデータが取れていることが確認できましたら、アドオン→Google Analytics→Schedule Reportsで、毎日データを更新できるように設定しましょう。
私はこんな感じに設定しています。
これで完成です!昨日のPVを閲覧するページとかをお気に入り(ブックマーク)にでも指定しておけば楽ですよ!
5.スプレッドシートを使って自動でレポートを作成する方法まとめ
今回は、Googleアナリティクスではなく、スプレッドシートを使用して解析を行う方法を紹介しました。
この方法で、「どのページを改善するべきか」を直感的に分かりやすく示すことができます。
Googleアナリティクスではページごとに見るというのはなかなか面倒ですので、このスプレッドシートを作成してざっとデータを見てみてはいかがでしょうか。