読者の悩み
- プログラミングの始め方を知りたい
- 一体なにから始めればいいんだろう
- 具体的な学習手順を知りたいな
こんな悩みに答える記事になっています。
プログラミングを学びたい!と思っても、一般的なイメージは「難しそう」や「なにがなにやら意味不明」という感じのハズ。
そんな0スタートの初心者にもプログラミングの始め方が分かるように解説していきます。
記事の信頼性
この記事を書いている私は、プログラミング歴5年ほど。現在はWeb系のエンジニアとして働いています。
週3でリモートワークをしており、仕事のストレスはかなり低め。プログラミングを学んだからこそ、今の環境を手にしました。
この記事では、プログラミングの始め方を以下の手順で解説していきます。
今回紹介する手順は以下の通り
- プログラミングの目標設定
- プログラミングを始める前にPCの用意をしよう
- 「そもそもプログラミングってなに?」を知ろう
- プログラミングの学習方法
- 就職 or フリーランスになるイメージを持とう
この記事を読めば、プログラミングを始める前の心得や具体的な始め方だけでなく、その後の動きまで分かるようになります。
1.プログラミングの目標設定をする【シンプルでOK】
プログラミングにおける目標設定は、「プログラミングを学んで稼ぐ or リモートワークを実現する」などで大丈夫です。
プログラミングを身につけてどうしたいか?が考えられていればひとまずOK。
この辺りの詳細については、『【プログラミングの目標設定の具体例】挫折せずやりきるための方法を解説』でも触れていますので、参考にしてください。
プログラミングは稼ぎやすい
プログラミングは稼ぎやすいというのを最初に言っておきます。
お金を目標にする人はかなり多いと思いますが、プログラマの平均年収は470万円。
日本人の平均年収は430万円ほどなので、高水準ですね。
やはり手に職があると強いと言われますが、本当にその通りでして、30万~50万の高単価の案件もゴロゴロあり、稼ぎやすい分野です。
例えば、Webページを1ページ作って3万円の案件は3~5時間あれば終わると思います。
エンジニアは時給が高く、今後も需要が上がり続けると言われているので、今このタイミングでプログラミングを学ぶのはチャンスとも言えます。
でも、難しいんでしょ?と思われがちですが、そんなことはありません。
よく「プログラミングを専門で習う学生や理系の学生しか理解できないもの」とか「英語ができないとできない」なんて誤解されがちですが、誰でも習得可能ですのでご安心を。
2.プログラミングを始める前の前準備:PCの用意
プログラミングを始めるためには、PCがないとなにも始まりませんね。
プログラミングってハイスペックなPCが必要そう・・・と思われがちですが、そんなことはありません。
プログラミング用PCは今持っているPCで十分です
今持っているPCがサクサク動いてくれるのであれば、そのPCで大丈夫です。
プログラミングにはMacがよくオススメされるとはいえ、Windowsでもプログラミングは可能です。
PCの起動すら遅いとか、そもそもPCがないという人でない限り、Macを購入するのは就職や転職が決まったときなど、「これからプログラミングで稼げる」と思ったタイミングでOKです。
もしPCの購入を考えている方がいましたら、『プログラミングでおすすめなMacbookの選び方【結論:用途でスペック決め】』の記事も参考に選んでみてください。
3.【始める前に】そもそもプログラミングってなに?を知ろう
学習の前に、そもそもプログラミングってなに?についてサクッと理解しましょう。
プログラミングは、ザックリ言えばパソコンに命令をすることです。
例を出すと、「ログインの時に入力されたユーザー名・パスワードが両方一致する情報があるか探して、あったら進め。なければエラーを出せ。」のような命令を書いていきます。
最近は色々な場所でログインを求められますが、どこも上記のような命令を書いて処理しています。
そんな技術を用いて、主に以下の5つのものを作ることができます。
プログラミングを使って作れるもの
- Webサイト
- アプリケーション
- ゲーム
- システム
- ロボット
自分たちが使っているスマホのアプリや、スマホ本体、家電などにもプログラミングが使われていますが、すべて先ほど例に挙げたような命令をすることで作られています。
4.プログラミングの始め方【学習手順は王道の方法を使おう】
プログラミングを始めるとなった場合に最初にぶち当たる壁が「どの言語にするか」ですね。
プログラミング言語によって得意分野が違いますので、例えば「サイトを作るのならAという言語。データ解析するのならBという言語」と決まっています。
言語によって作れるものが全然違ってくるので、ここで悩んでしまう人は多いです。
おすすめはWeb系の言語
プログラミングを始めるにあたり、オススメなのはWeb系の言語です。
例を出すと、HTML、CSS、Javascript、PHP、Rubyのあたり。
「いや、あなたがWeb系のエンジニアだからでしょ」と言われそうですが、他にも色々な言語を学んできた上でオススメしています。
理由としては、「理解しやすく、需要があって稼ぎやすいから」です。
Web上で広告をよく見かけると思いますが、ネット上での広告市場は拡大し続けており、それに合わせてWeb制作の需要も高まっていくでしょう。
なお、先ほどあげた5つの言語についてはWeb制作をするのであれば大半をマスターする必要があります。(私の場合、Ruby以外を習得しました。)
「始める前から無理ゲーじゃん」と思うかもしれませんが、PHPを理解すれば他の言語も理解しやすくなるなど、根本的な部分で共通点があるためそこまで難しくないです。
プログラミングでは作りながら学ぶが王道
プログラミングの学習方法については、作りながら学ぶのが基本となってきます。
この繰り返しが王道ですね。
学校でやっていた暗記での勉強とは少し異なり、手を動かして上達していきます。
プログラミングの学習方法を具体的に解説
基礎を理解した時点で、すぐさま試してみる。というのを繰り返しつつ学びます。
具体的には、以下の通り。
HTML、CSS
基礎を調べて、自分もその通りに書いてみる。ある程度まで理解できた時点で、自分なりにサイトを作ってみる。
PHP
基礎を調べて、なにか入力された値に応じて結果が変化するなど、動きのあるものを作ってみる。
Javascript
基礎を調べて、クリックに応じて色や文言が変化するなど、動きのあるサイトを作ってみる。
学習順番についてですが、これはもう定番がありますのでそれに従います。
HTML & CSS → jQuery → Javascript → PHP
上記の順番が定番ですね。
サイトに徐々に機能を盛り込んでいく順番で学ぶことができるので、作りながら学ぶのに適した順番になっているからです。
そのため最初は基礎を学んで、自分なりのサイトを作ってみるのが当面の目標となります。
プログラミングを独学で学ぶ
プログラミングを独学で学ぶのであれば、本かサイト、もしくはWeb上の有料のサービスを頼ることになります。
最近では無料サイトも増えてきましたので、学びやすい環境がゴロゴロあります。
なお、おすすめのサイトについては『【独学なら使い倒せ】無料で学べるプログラミング学習サイトで十分学べる件』の記事で紹介しています。
個人的には、Udemyなどの安めの有料サイトにて学習するのが良いかなと思います。
プログラミング学習サイトでは無料コンテンツがあり、ある一定より先は有料になっているものがほとんど。
無料部分を試して、自分にあった学習方法だなと思ったら即購入しましょう。
なお、ここで学ぶのは「基礎理解」なので、あとで自分なりのサイトを作るなどして学習することもお忘れなく。
ただし、独学だと自分で作るものを考えて、自分に課題を課して練習する必要があるため、「作りたいものがない・・・」という状況に陥るかもです。
そんな場合は、『【問題アリ?】プログラミングを学びたいけど作りたいものがないときの解決策』の記事を参考にしつつ一歩ずつ前進していきましょう。
プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールでの学習もかなり人気が高いですよね。
プログラミングスクールは挫折しにくい・就職や転職の実績も十分にあることから、行くべきか迷う人もいるかと思います。
結論、独学はしんどいなと思ったら行く価値アリです。
プログラミングって、学ぶのにどうしても時間がかかるんですよね。
基礎学習を終える目安は200時間と言われています。
自分も200時間かけて基礎部分を理解し、自分で1から考えたサービスを生み出せるかなというレベルにまでなりました。
1人で稼ぐのであればまだ学習する必要がありますが、1つの目安にどうぞ。
ただ、自分の意志で200時間確保するとなると、優し目に見積もっても
大学生→1日3時間平均 約2ヵ月
社会人→1日1時間平均 約7ヵ月
フリーター→1日4時間平均 約1ヵ月半
という形になりまして、正直かなりしんどいのではないかなと思います。
一方でプログラミングスクールでの学習期間の目安は2ヵ月ですね。
プログラミングスクールであれば、まとまった時間を確保せざるを得ない状況に追い込まれるので、より短期間で一気に学べます。
ただし、学習時間が多かろうが独学できるよ!という人であれば、プログラミングスクールに行かずとも独学でも同レベルのスキルは身に付きます。
スクールに通うと独学で学んできた人より優秀なエンジニアになれるかと言われると、NOですからね。
やらざるを得ない環境に身を置かないとそこまでのモチベーションを保てなさそうだなぁという人はスクールも検討してみましょう。
なお、おすすめのプログラミングスクールは『【無料あり】エンジニアの私がおすすめするプログラミングスクール3社』にまとめています。
無料体験があるスクールがほとんどですので、独学と比較してみながら決めるのがいいんじゃないかと思います。
5.プログラミングを学んだら、就職か独立に活かそう
ここまで学ぶことができれば、キャリアに活かしていきましょう。
ここまでに学習すべき点は以下のような感じ。
- 自分だけでHTML、CSSを使用したサイトを作れる
- jQueryを使って思い通りに要素を動かせる
- PHPの基礎が分かる
今見ても意味不明だとは思いますが、学習後には全部分かるようになっています。
就職や転職、独立の方法
独立してフリーランスエンジニアになる方がもちろん難易度は高めですが、イメージは以下のような感じです。
就職:未経験OKの会社に、自分の力でプログラミングを学習したことを伝えつつ就職
フリーランスエンジニア:仕事をとる方法を学ぶ & 簡単な案件から請け負ってみる
なお、仕事をしながらプログラミングを学んで転職したいと考えている人もいるかと思います。
そんな人向けに、最近は転職を目標に置いたプログラミングスクールもあります。
料金は無料で就職サポート付きという形式ですね。
就職先の企業からお金は頂くのでスクール代金は無料という仕組みになっているわけです。
詳しくは『プログラミングを仕事しながら身につけるのにオススメなスクールと学習法』の記事を参考にしてください。
ここまでしっかりと理解すれば、プログラミングを始めるには最初になにをすべきかという部分と、その後のキャリアも思い浮かべることができたのではないかと思います。
6.プログラミングは最初の一歩が踏み出せるかどうかが肝心
プログラミングって始めるのにちょいと勇気がいるんじゃないかと思っています。
誰しも挫折したくないので、わざわざ挫折率の高いプログラミングを始めるのはなかなか勇気のいることです。
しかし、最初の一歩を踏み出せば後は軌道に乗ってくるので、独学なりスクールなり、0から1へ最初の一歩を踏み出しましょう。
私も途中「自分ってプログラミング向いてないのかな・・・」と心が折れかけたときもありましたが、今では理想的な働き方を実現できています。
もちろん最初の一歩に不安材料はあると思います。
もし疑問点や質問があれば、私のTwitterやブログのお問い合わせで受け付けていますので、良ければどうぞ。
今日から一歩を踏み出して、人生を大きく変えていきましょう!