プログラミングを始めてみたいけど、どれくらいで成果が出るんだろう?
プログラミング習得の難易度は高いと聞いたけど、どれくらい時間がかかるものなのか気になります!
資格勉強をするときに、まずは取得にかかる時間を調べることってありますよね。
プログラミングは資格勉強以上に時間がかかるものなので、より一層気になるはず。
今回の記事では、現役エンジニアの私が実際の体験談を元に、プログラミングで成果が出るまでの時間を解説していきます。
この記事でいう、「成果」とは以下の通りです。
この記事を読めば、プログラミングで上記のような成果が出るまでの時間が分かるだけでなく、どうやって効率よく学ぶかについても紹介しています。
「自分の場合はなにに何時間かかったか?」というのを書いているので、それを元に先を見通せるようになります!
プログラミングの習得時間はどれくらい?
いきなりですが、結論は以下の通り。
結論が1つに定まってませんが、これはそもそも目指す地点が違うからですね。
他のサイトでも200時間は目安としてよく言われていますが、「Web制作での話」なのか「Web開発での話」なのかには注意する必要があります。
というのも、今はWeb制作での便利なツールが沢山出ているためです。
それらを使用してプログラミングをガッツリ学習せずとも月5万円くらい稼ぐという人もいます。
Web制作 | Web開発 | |
---|---|---|
何を作る? | ホームページ | Webアプリケーション |
例えばどんなものを作る? | 企業のホームページ WordPressでのメディア | ECサイト(商品を売るサイト) 掲示板やSNSなど |
難易度としては、圧倒的にWeb開発>Web制作です。
私はWeb開発を目指したので、そちらの体験を元に書いていきます。
プログラミングの基礎の習得時間は250時間ほど【最難関】
プログラミングでは基礎学習が最難関で、大半がここで脱落していきます。
基礎学習が完了すれば、割と自分で調べつつ進められるくらいのスキルは身に付いているので、ここを乗り越えれば自分の力でどんどん進んでいけます。
プログラミングがどういうものなのか?を理解できているでしょうし、目標を見通せるだけの知識が付いているので、挫折率もガクンと下がります。
- 1日1時間の場合・・・250日 (約8か月)
- 1日3時間の場合・・・約83日 (約3ヵ月)
- 1日6時間の場合・・・約41日 (約1.5か月)
上記のような感じで、やはり1日1時間は越えないと厳しいです。
ただ、エンジニアへの転職を考えている場合、上記の内容であれば仕事を続けながら学習も可能という事が分かりますね。
エンジニアへのキャリアチェンジを検討中の人にとっては結構朗報ですね。
600時間~1000時間でエンジニア就職・転職も可能
就職や転職を考えている人であれば、600~1000時間と、個人で稼ぐのに比べて割と少なめの時間で達成可能です。
ぶっちゃけもっと少ない時間でも可能なのですが、優良企業に入るとなるとプラスαが必要になるのでこのくらいの時間は必要ですね。
基礎学習完了+ポートフォリオ作成や、質を高めるための学習に時間がかかるというイメージです。
個人で稼いでいきたいな~と考えている人は、また違った話になってきます。
プログラミングを学習して稼ぐとなると、以下の2パターンに別れ、難易度も異なります。
そのため仕事内容にもよるのですが、Web制作ならば200時間~400時間ほどで稼げるレベルに到達できますね。
初案件獲得までが異常に早い人もいますが、この辺りは営業スキルとかで全然違ってきますね・・・。
技術面だけを見れば、このくらいの時間かなという回答です。
逆にWeb開発で稼ぐことを目指す場合、普通に1000時間とか2000時間は覚悟する必要がありますね。
最初はWeb制作で稼ぎつつ、段々と技術力を高めるという方向で考えたほうが良いかもしれません。
プログラミングの習得時間を短縮する方法
プログラミングの習得時間を短縮するには、やはり「質のいい学習」しかないです。
- 次に何をすべきか?を調べるのに時間を使わない
- 分からない時はすぐに聞ける環境で学習する
- そもそもの作業量を多く確保する
上記を満たすためには、やはりメンターとなる存在が必要になってきます。
ネット上でも「次に何をすべきか?」は結構書かれているのですが、色々な情報がありどうしても迷います。
そこに時間を費やすのはかなり勿体ない。
プログラミングを一気に習得したいなという人は、プログラミングスクールの選択をオススメします。
確実に「質のいい学習」が手に入ります。
プログラミングスクールでは2ヵ月かけて約200時間の学習で基礎学習を終わらせます。
最初に書いていた「基礎学習は250時間かかる」のと比較してかなり短縮可能です。
『【調査レポート】現役エンジニアに聞いた。エンジニアになるまでの1日の平均学習時間と学習期間を発表(外部サイト)』にはスクールに通うことで3ヵ月短縮できたと書かれています。
上記記事では学習時間がかなり長いですが、大学などの学校で学んでいる人が入っているからかなと思います。
ただなんにせよ、毎日3時間程度の学習が必要になるのは間違ってません。
スクールについては、『【未経験者向け】プログラミングスクールの10社比較ランキング【転職、副業、就職の3つの目的別】』の記事でオススメスクールを比較しています。
スクールを選ぶ際はしっかり選ばないと『失敗してお金だけ失った・・・』なんてことにもなりかねないので参考にどうぞ。
いやー、まだプログラミングを始めてもないし、スクールじゃなくてまずはお金をかけずに学習したいな
という人は、以下の記事で紹介しているサイトで質の高いプログラミング学習ができます。
人気記事【使い倒せ】無料で練習できるプログラミング学習サイトでかなり学べる件
どのサイトでも質のいい学習ができるので、プログラミングの習得時間の短縮にももってこいです!
私も上記のような無料・格安サイトから学習を開始しました。
結果的に今ではエンジニアになれていますし、いいサービスばかりですね。
【実際の経験】プログラミングの習得期間はどれくらいだったか?
ここからは、私が実際に何を学習して、どれくらい時間がかかったか?を書いていきます。
自分は時間をかけたけど、着実に進めてきました。
時間がかかろうができた者勝ちなので、ゆっくり進めましょう!
私のプログラミングの習得期間
学習した言語とかかった時間は以下の通り。
基本部分の学習にかかった時間 | 実践的な学習にかかった時間 | |
---|---|---|
HTML・CSS | 30時間 | 30時間 |
Javascript・jQuery | 60時間 | 30時間 |
PHP | 60時間 | 80時間 |
実践にかなり時間をかけている印象です。
基本部分の学習:30 + 60 + 60 = 150時間
実践的な学習:30 + 30 + 90 = 150時間
合計して、300時間かけて自分でなにかしら機能のあるページを作れるようになったという感じです。
これで基礎学習が完了という感じですね。
まだまだ仕事としては到底クオリティが足りません…。
Web制作の場合、PHPの部分をWordPressだとか、デザイン方面に振り切る形になります。
結局学習は必要になるので、時間もさほど変わらないかなというイメージです。
Web制作の学習の進め方については、【目標月5万】プログラミングで稼ぐ全手順【細かい5STEPで解説】にて紹介しています!
実践的な学習を交えつつ進めたので、プログラミングの習得期間は長くなった
学習したての技術は当然全く使えないので、実践的な学習を挟んでいました。
模写コーディングってなんぞや?と思った人は、『【準備編】模写コーディングの具体的なやり方【自分もこれで鬼成長しました】』をご覧ください。
一歩一歩着実に進めてきたというのが分かるかと思います。
ただこれ、毎回HTML・CSSで画面作成をしてるんですよね。そりゃ時間もかかります。
練習になるので問題ないのですが、やり方次第ではもう少し短縮できたかなと。
基礎学習が終わったときのレベルは「使い物にならない」
300時間ほどかけましたが、クオリティとしては「これでお金を頂けるのか?」と言われるとNOでした。
より経験を積んで、(画面作りやシステムを含めて)仕事としてまぁまぁの自信を持って出せるレベルになるまでにはやはり計600時間ほどかかりました。
厳しい話ですが、「プログラミングスクール卒」のレベルでは足りないことを認識しましょう。
スクールを無事に卒業したって周りにも同じレベルの人はゴロゴロいます。
逆にプラスαの努力ができている人は差別化になり、かなり転職しやすいイメージです。
参考プログラミングスクール卒業生は使えない【卒業後も努力必須】
プログラミングの習得時間はタダの目安であることを意識しよう
ここまでをまとめると、以下の通り。
よく基礎学習は200時間と言われていますが、私の場合は300時間。
200時間に比べるとかなり時間がかかっていますが、「人それぞれ」だと思い学習を進めてきました。
プログラミング学習における成長曲線は以下のような感じでして、ブレークポイントが来るまでがかなりしんどいです。
理想の自分の成長と、現実の成長がかけ離れすぎてて、最初が一番しんどいです。
なお、私の場合ブレークポイントがきたら、今まで学習してきたことが1つになり、プログラミング学習もかなり楽しくなってきました。
最短距離かつ挫折したくないならスクール一択
上記ではさらっと1日3時間前提のように書いたのですが、モチベーションを保ち続けるのは至難の業です。
スクールを活用すれば時短に繋がりますし、エンジニアとしての道も今までよりもはっきりと見えてきます。
高いじゃん!という意見はごもっともなのですが、お金を払って逃げ道を無くすくらいの覚悟がないと結局挫折するのがオチです。
そもそも初心者が躓づいて挫折するのは基礎学習なので、そこはお金を払ってでも乗り越えたい。
効率よく学習したいなという人向けに、おすすめのプログラミングスクールを7社、ニーズ別に紹介していますので、以下の記事で詳細を読んでみてください。