Twitterでプログラミング学習をすると言ったらDMが来ました。
話をしていくと、スクールに勧誘されました。結構良さそうです。
はい、大抵カモにされています。
スクールの勧誘DMが良く来るというのを目にしますが、実際にカモにされる人も後を絶ちません。
「なんで誰とも分からない個人が運営しているスクールなんかが良かったんだ?」と思いつつ、今後カモにされる人が増えてほしくないです。
そこで本記事では、プログラミングスクールにカモにされた人の実例や特徴、注意点について解説していきます。
特徴に1つでも当てはまってしまった方、注意です。
プログラミングスクールのカモにされた人の実例
一旦、どんな実例があるのかを見ていきましょう。
クラウドワークスにて募集したものや、Twitterにて見かけた実例を3例紹介します。
プログラミングスクールのレベルが低すぎて意味がなかった
受講後、調べたらすぐに出てくるような内容のテキストを渡されて学習。
テキストにミスも多く、分からないところを質問しても返事が遅く、結局自分で調べて進めることになってしまいました。
質問を使うことなく進めた結果ある程度のスキルは身に付いたものの、これじゃ独学と変わらないということに気づきました・・・。
プログラミングスクール受講の覚悟が足りなかった
安めのプログラミングスクールを受講したものの、途中でエラーが直せず挫折してしまいました。
安めのスクールだったこともあり、質問対応はチャットのみ。
誰でもできる!年収が上がる!といった言葉に騙されました・・・。簡単なわけがないですよね。
コンテンツ内容は本当に良かったものの、時間をとったりじっくりエラーに向き合うことが出来ずにやめてしまいました。
プログラミングスクールを検討する段階で、本当にプログラミングを学ぶ覚悟があるかはしっかりと考えないとだめでした。
希望しない会社に転職し、キャリアアップも難しい状態に
内定が決まらなければ転職保障があり、全額返金してもらえるスクールを受講。
しかしレベル感に合わせて求人に応募することになるので、希望しない会社に転職をすることになりました。そのため全額返金も受けることが出来ない状態になりました。
スクールの方からは「この会社でも経験を積めば数年後により良い企業に転職できる」と言われましたが、蓋を開けるとプログラミング経験がガンガン積めるとはとても言い難い業務内容でした・・・。
このように、「完全にプログラミングスクールが悪い」というパターンもあれば「多少は学習者が悪い」というパターンもあります。
学習者にとっては挫折=高いお金を払ったのにカモにされたと思うわけで、自分にあったスクールを見極めることが一番重要になります。
関連記事IT未経験の転職で失敗した事例。失敗を避ける転職方法を徹底解説
プログラミングスクールからカモにされやすい人の特徴6つ
カモにされやすい人は、色々なところでスクール選びの判断を間違えることが多いです。
どのような考え方をしているとカモにされやすくなるかを見つつ、プログラミングスクール選びにしっかり活かしましょう!
プログラミングスクールではなく運営者を見てしまっている人
インフルエンサーの運営するスクールだったり、DMで届くスクール勧誘など、実績のすごい方が運営されているスクールは良いスクールだと思ってしまうとアウトです。
プログラミングができる人=上手に教えられる人とも限りません。
そもそも、個人が少人数で運営しているスクールと会社としてしっかり運営しているスクールのどちらのサービスの質が高いでしょうか?
この視点をしっかりと持ってスクール選びをすると一気に良質なスクールを引き当てる確率は高くなります。
サービス内容や雰囲気を見ていて、「学び」で見ていないこと
女性向けのスクールあるあるなのですが、どこも雰囲気がいいですよね。
また、学びとは関係のないサービス内容に惹かれることも多いです。(女性限定とか、キャンペーンとか)
しかし、実際に見るべきは「学び」のサービス内容です。
浅く広く学ぶ系のスクールもあるのですが、プログラミングは浅く学んで稼げるようには絶対になりません。
浅く学ぶのであれば、個人的にはスクールじゃなくても良いと思っています。
この辺りの詳細は以下の記事に考えを書いています。
絶対にカモになる、というわけではないとしても、もっといい選択肢があるのでは?とも思います。
複数社の比較をせず、深く検索をしない人
プログラミングスクールはそれぞれ目玉としている特徴があります。
例えば「メンターに教えてもらえる」とか「転職保障がある」とか「コンテンツの質が高い」とかです。
ですが、A社とB社で同じ特徴を推しているにも関わらず、B社の方が優秀ということはよくあります。
B社がA社の完全上位互換・・・みたいな感じですね。
スクール選びの際はこういうことが起きないように、必ず複数社の比較をして考えるようにしましょう。
なお、当サイトではプログラミングスクールのランキング記事にて比較しやすいようにまとめています。
『カモにされない』大手スクールを中心に、現役エンジニアがここなら安心!というところのみを厳選していますので、是非ご覧ください。
プログラミングスクールを比較するにあたり、口コミなどの情報は大抵なにかしらネット上に落ちています。
ただ、ここでスクール名で検索してヒットしなかったりスクール名で検索しているのに(広告を除いて)1位にこないスクールは辞めておいた方がいいでしょう。
どれだけ内容が優れているといっても、検索でヒットしないのは情報が少なくギャンブルになるので、値段がすこぶる安いとかなら考えても良いですが、基本やめておくべきです。
私もこういうスクールのレビューを頼まれることがありますが、基本断っていますね。
業界やプログラミングに対して間違った知識を持っている人
プログラミングを学べば3ヵ月で月10万副業で稼げるようになる!
とか、
3ヵ月でエンジニアになれる!
といった広告を良く見かけます。
これらの広告は全て本当のことを言っています。
しかし実情は「スクール受講者の上位3人だけが達成できた内容」であるような事が多いです。
そもそもスクール受講生の内訳は様々で、既に学校でプログラミングを学んだことがある人も入っているわけですから、甘い話に釣られないようにしましょう。
広告については、「努力すればこの内容を達成できるようなサポートを受けられるスクールなんだな」という考え方をして見るようにしましょう。
ちなみに、プログラマの年収は平均より高いですが、実態としては以下の記事に書かれているように経験年数や企業、雇用形態により様々です。
短期間で成果を出そうとする人
短期間で成果を出そうとする人や、焦っている人もカモにされやすいです。
受講者側からすると「短期間で成果を出せた方が良い」「短期間で成果を出せる=良質なスクール」と考えがちですが、本来プログラミングは長期スパンでじっくり学ぶもの。
焦って冷静な判断ができないと成果を出そうにも出せないスクールを受講することになってしまいます。
プログラミングを学ぶ目的が明確でない人
プログラミングは良くも悪くも受講者自身の努力で大きく左右されるので、目的が明確である方がいいです。
プログラミング学習はしんどいことも多いので、目的意識がないとやり遂げるのがそもそも難しいです。
「プログラミングを学べば稼げるらしい」とか「プログラミングは今後大事になるから学んでおこう」とかのふわっとした理由で学ぶのは辞めておいた方がいいでしょう。
「プログラミングを学んでWeb制作で月5万円稼げるようになるためにスクールを受講しよう」といった風に、できる限り明確にした方がスクール選びもしやすいです。
参考【プログラミングの目標設定】挫折せずやりきるための目標の具体例を解説
プログラミングスクールからカモにされないための前提知識【考えれば分かる】
プログラミングスクールからカモにされないためには、ちょっとした前提知識を持っておくことが大切です。
正直、考えれば分かることです。
そもそもプログラミングはどういうものなのかを知る
そもそもプログラミングはどういうものなのかを知っておきましょう。
事前学習をして、ある程度の流れは知っておこうということです。
やってみたら、この時点で「そもそもPCスキルが足りなさすぎた」とか「これを続けるのは性に合わない!」など分かると思います。
ここは言葉よりも経験がものをいうので、サクッとでいいので事前学習をするのをオススメします。
以下のリンクにて、格安で始められる事前学習にもオススメなサイト集を紹介しているので、まずはここで体験してみることをオススメします。
参考【使い倒せ】無料で練習できるプログラミング学習サイトでかなり学べる件
うまい話はない。プログラミングは結局努力が大切
プログラミングで年収1千万!
スクールを卒業後にフリーランスになって年収が大幅アップ!
プログラミング卒業後に副業で100万円を半年で稼いだ!
このようなうまい話がありますし、実際に達成した人もいると思いますが、圧倒的努力を積み重ねた人であったり、元々何かしらの才能があった人だと考えるのがいいでしょう。
みんながみんな上記のような目標を達成出来たら、みんなプログラミングをやってますからね。
なぜ稼げると言われているのに全員がプログラミングをやらないのか?と考えると騙されにくくなるのでしっかりと考えましょう。
プログラミングスクールの比較はじっくり行ってOK
多くのスクールは無料体験や無料カウンセリングなどの「無料枠」があるので、これを使ってじっくりと比較しましょう。
ここで強い勧誘を受けるわけでもないです。
もし勧誘が強いところはやめておくべきです。
無料カウンセリングから実際の受講までに時間の猶予は結構ありますし、複数社の無料カウンセリングに行ってスクールを決める人がほとんどです。
こういった無料枠を使いながらじっくりと比較するのは必須・・・と考えてもいいでしょう。
プログラミングスクールのカモになる人が多すぎる!ちょっと注意すればOK
最近はずいぶんと減ってきたものの、プログラミングスクールのカモにされる人が多いので警鐘として記事を書きました。
- スクールではなく運営者を見てしまっている人
- 複数社の比較をせず、深く検索しない人
- 業界やプログラミングに対して間違った知識を持っている人
- 短時間で成果を出そうとする人
- プログラミングを学ぶ目的が明確でない人
1つでも当てはまっていたら注意が必要です。
そもそもあまり名の通っていないスクールを選ぶとギャンブルになりがちなので、大手スクールを選ぶだけでも成功確率はグンと上がります。
プログラミングスクールランキングの記事では、実際に体験したり運営者に話を聞いたりしてじっくりと吟味したスクールのみ掲載しています。
プログラミングスクール選びの際の参考にしてもらえると嬉しいです!