テックキャンプのサービスのテックスタディってどうなのかな?
どのレベルまで学習できる?
テックスタディは月2,970円(税込)で学べるサブスク型のプログラミング学習サービス。
2022年4月に始まったばかりのサービスですが、実際に使ってみたので感想やどのレベルまで学べそうか?ということについて紹介していきます。
現役エンジニア視点と、受講した初学者の方に話を聞いたのでその2つの視点から紹介していきます!
結論から言うと、めちゃくちゃ分かりやすいのでプログラミングを一切知らないという人が始めるにはいいサービスです。
テックスタディで学べる内容
まずテックスタディで学べる内容は以下の通り。
- プログラミング入門 (プログラミングの考え方を学ぶ)
- ウェブアプリケーション開発(Ruby)
- 業務効率化(Pythonを用いたExcel操作)
言語・ツールとしては、『HTML, CSS, Javascript, Ruby, Ruby on Rails, Git, Heroku, Python』となります。
環境構築や作ったものを公開するにはどうしたらいいか?についても触れられていて、いずれも料金がかからない方法で紹介されているのはかなり良いポイントです。
その場でプログラミングを書いてうまく動いたら終わり!というサービスが多い一方で、環境構築の準備からやるという結構本格的な方法で学習できるサービスはあまりありません。
画像がないと分かりづらい部分もしっかりと図解を用いて解説されており、時には動画でも解説をしているのでまず困ることはないです。
テックスタディを使ってみて感じたこと
それでは、テックスタディを実際に使ってみて感じたことを5つ紹介します。
テックスタディは画像がかなり多く、完全初心者でも難しくない
まず、難しい語句はその都度以下のような説明が入っています。
読み方も書かれているので、難しいコマンド名の読み方や、聞きなれない語句の意味なども丁寧に解説されていて分かりやすいです。
難しい部分はgif画像や動画での解説となっていて進める上で理解に苦しむような所はないかと思います。
他サービスと比較してもダントツで分かりやすいのではないかなと!
なんならパソコン操作についても触れられているので、完全初心者でもイケます。
特にややこしいサービス公開や環境構築なんかも全て画像で解説されており、実際に試しつつ学習する方式になっているので一連の流れが分かって勉強になります。
一番難しいのは『学んだことをどう組み合わせて形にしていけばいいか?』なのですが、そこが丁寧に解説されているのはいいですね!
理解度チェックで見直しやすい
また、テックスタディは各章で以下のような理解度チェックがあります。
80%~100%を選べば『理解』それ以外だと『読了』というマークがつくので、見直しがやりやすいのも特徴です。
肌感では、もう絶対に見直さなくていい!というときだけ80%~100%を選んで進めるのが後々やりやすそうでした!
テックスタディは質問が可能
テックスタディではチャットでの質問が可能です。
毎日14:00~22:00で質問対応されており、返信には最大で24時間かかります。
どの質問も対応時間内であれば1時間以内に返事が来たので、返信速度については心配しなくてよさそうです。
以下は質問対応の一例ですが、約50分後に返信が来ていて、解説もかなり分かりやすいです。
この辺りはさすがテックキャンプのメンターというだけあって丁寧な対応。
質問はテックスタディ内にあるフォームから送信することができ、直感的で分かりやすいのも良いですね。
ただし、サポートがチャットだけか・・・という気持ちもあります。
同じ価格帯(月2,980円(税込))でプログラミングを学べる侍テラコヤでは、質問対応に加えて月に1回以上チケットを使ってエンジニアとZOOMで会話することができるため、サポートについては侍テラコヤの方が上かなと。
人気記事【侍テラコヤの評判】実際に受講したのでレビュー【現状最強のサブスク型スクール】
ただ、業務効率化を学ぶならテックスタディの方が教材はしっかりしてそうなので学習したい内容や目的にもよって大きく変わってきそうです。
個人的には、Webサービスを作ったりホームページを作るのであればサポートのしっかりしたところを選ぶべきかなと思っています。
テックスタディはボリュームがそこまで多くない
2022年4月にリリースされたばかりのサービスという事もあり、学習ボリュームはそこまで多くありません。
おそらく毎日1時間やっていれば、3ヵ月もあれば1分野の学習は一通りできるのではないかと思います。
初学者の方からの意見としては『学習分野が絞られているから最初に迷うことがなくてむしろいい』という事でした!
そのため初心者の方にとってはそこまでのデメリットでもないかなと思います。
ボリュームは少ないとはいえ、基礎学習には問題ないレベルの範囲の学習ができるので心配することはないでしょう。
テックスタディは基礎学習向けのサービス
実際にテックスタディをやってみてレベル感を見たのですが、このサービスだけを使って副業や転職レベルにまでなる・・・というのは難しいかなと思います。
あくまで基礎学習向けで、基礎から応用への橋渡し的存在として使うのが良さそうです。
サブスク型のプログラミング学習サービスはほぼ全て基礎学習向けと思っても良いと思います。
他のサブスク型のプログラミング学習サービスと比較したい人も多いと思うので、以下の記事で比較をしています。
参考サブスク型プログラミングスクールおすすめ5選【現役エンジニア視点で厳選】
月2,970円(税込)で学習に必須な範囲をカバーしていて、説明もかなり分かりやすいので十分なサービスではないかと感じました。
テックスタディは課題が用意されていて理解を深めることができる
テックスタディは進めていく中で
『ヒントだけでアプリケーションを実装しよう』
のような課題に特化した章もあり、そこで力が付きます。
どのカリキュラムを見ればいいのか?という事も書かれていて、復習しつつ学習することが可能です。
回答もあるのでその点も安心です。ただ学習にならないので答え合わせ以外では見ないことを推奨します。
【結論】テックスタディはプログラミングをしたことがない人が学ぶには良さそう
テックスタディは特にこれからプログラミングを始めてみよう!という人にオススメです。
また、仕事でつかえる内容が紹介されているので、その分野を学びたい人にとっても最適。
逆に、すでに他で学習サービスなどを購入しているような人は大きな満足感は得られないかもしれません。
テックスタディの良い点は学習が続きものになっている部分が多く、言語ごとの関わり合いやどう組み合わせて使っていくかが分かりやすい点にあります。
質問対応もカリキュラム内容もさすがテックキャンプの運営というだけあって質も高いのでまず困ることはなさそう。
現役エンジニア視点としては環境構築やサービス公開に渡って丁寧に解説されているのが良かったです!