時間が足りない、もっと楽しいことがしたい。
そこで障壁になるのがスマホです。
「時間が足りない」とか「面白いことをしたい」といいつつ、スマホ中毒で気づけば1日の半分をスマホで過ごしてしまう人は多いでしょう。
スマホ対策として、
- スマホを目に見えないところに置く
- 暇つぶしでスマホを開かないようにする
- 通知を切る
- 利用時間を確認して、反省を促す
- 中毒状態のアプリを消す
・・・など色々ありますが
スマホやめられねぇーんだわ。
アプリ消すとか怖くてできねーんだわ。
自己制御でやめられるほど簡単な話じゃねーんだわ。
ということで、考え付いた作戦が以下の通り。
スマホを緊急時に対応できる”だけ”の状態(ほぼLineのみ)にして、あとはPCに移行する
上記を実践して1日2時間~3時間の利用時間を30分に減らし、中毒から抜け出せたのでレポートします。
この記事の目次
スマホを緊急時に対応できるだけの状態にしてスマホ中毒から抜け出す
作戦は以下の通り。
緊急時にないと困るLineや仕事関係のアプリ(メールなど)は入れて、あとはアンインストール。
SNSや動画は全てPCで見るようにする。
Lineがないともしもの時に死ぬ可能性がある気もしますが、他のアプリはなくても死にはしないだろう。
Twitterやインスタグラム、動画関連はPCでも問題なく見れるはずです。
これらすべてをアンインストールし、『自分にとってつまらないスマホ』を作り上げます。
アプリゲームはどうするのか
いやいや、アプリ専用のゲームはどうするのよという話ですが、こちらはPCにエミュレータを入れて対応しました。
BlueStacks(ブルースタックス)を使用して、PC上でスマホを立ち上げるという感じです。


Q.音ゲーはどうすればいいの?
A.それはもうどうしようもない。
スマホエミュレータは他にも色々種類があるのですが、なんでもいいと思います。(名前聞いたことがあるからブルスタにしました。)
こちらにスマホゲームだけでなく、LineマンガやTwitterなんかも入れました。
Twitterはアプリじゃないとスペース(音声通話みたいなもの)が出来ないので、アプリを導入。
以下がブルースタックスでアプリを開いている状態ですが、動きもサクサクですし問題点はありません!
なんなら複数アプリを別窓で同時実行できるから効率が良くなった。

やるなら徹底的にスマホ中毒対策をする
アプリを消すなら徹底的にする必要があると思い、普段見ているアプリは全て消しました。正直震えた。
例えば、
Twitterだけ消す→インスタグラムの時間が増える
ニコニコ動画とYoutubeだけ消す→Twitterの時間が増える
という感じで、スマホを見る時間は変わらないだろうと考え、全て消しました。

いや、これはないとだめでしょ!みたいなアプリは人それぞれあると思いますが、スマホ中毒対策をしたいのであれば一旦PCに移すのがオススメです。後で戻せばいいし。
一部スマホ標準で入っていて消せないアプリがありましたが、ホーム画面着せ替えなどで非表示にして『アンインストールした』と思わせることにしました。

「意味のない調べもの」をして時間が失われていたので、Chromeも消しました。
私のスマホは何も調べられないポンコツスマホです。
(最悪の場合は、「OK、Google」で調べます。)
あまり外出はしないものの、外出中に手持ち無沙汰になるとKindleにて電子書籍を読んで暇をつぶすようにしています。

外出が多い人は、『Kindle Unlimited』で読み放題に入るのがオススメ。
ビジネス書とか小説などが対象に入っていて、初月無料なので生活習慣を変える意味でもお試ししてみるのがオススメです。
スマホ中毒対策を実践してみたレポート
このスマホの状態で1週間ほど生活してみましたので、レポート。
結論から言うと、毎日2~3時間のスマホ時間が30分に短縮されました。

おそらく、スマホを探す時間とかスマホを気にして集中が途切れる時間なんかも減っているので見た目以上の効果がありそうです。
【1日目】己のスマホ中毒症状にようやく気付く
開始して数時間のうちに

スマホスマホ・・・ってスマホ触ったってクッソおもんないんだった
ってなる現象が5回は発生しました。
普段は毎回ここで10分程度暇をつぶしていたと考えると恐ろしいです。
この現象が起きる頻度が多く、アッ中毒だったんだなぁと気づきました。
【2日目~3日目】スマホの中毒性が段々と消えていく
朝毎日スマホを触って1時間ほど時間が経っていましたが、やることが無くなったので朝ごはんに直行できるように。
もう1時間早起きしたのと同義です。
そして、PCの前に座った時の安堵感が大きく驚きました。

当たり前だけど、特に重大な通知なんか来ているわけもなく安心しました。
毎日繰り返して『重大な通知が来ることはないから見なくてもOK』と思わせることは大事な気がします。
PCでアプリを触りましたが、スマホの時ほど中毒性はないように感じました。
すぐに触れるという手軽さが中毒症状に直結しているんだと身をもって感じました。
PCだと、うーん起動だるいな・・・ってなる不思議。
特に会話をしていて、「あーあれなんだっけな」と調べものをしたくなる回数が多かったので、ブラウザ削除は正解でした。
【4日目~7日目】時間の流れの感覚が遅くなった
スマホを触ってなんとなーく時間をつぶしていたが、それが一切なくなったので「暇だな」という感覚が強くなりました。
スマホに手を伸ばしたって仕方がない、という感覚を徹底的に叩き込んだので、中毒性も消えてきました。
普段は「なにしよう。やることない」と感じる頃には狂ったようにスマホを触り散らかしたあとで、1日の終わりに近い時間帯になっていました。
スマホを強制的に生活から無くしたことで、休日の16時に『今日やりたいこと終わったしなにしよっかな』という感覚になりビビりました。
平日はそうでもないですが、休日は時間の流れの感覚が圧倒的に遅くなりました。
行動回数が増えた、という感覚の方が強いかもしれません。

5回行動して1日終わり!みたいな感じが、5回行動したけどまだ夕方だよ~!みたいな感覚です。
スマホ中毒対策にはアプリを消すのが一番だった
スマホ中毒対策は色々ありますが、アプリを消すのが一番でした。
ですが実際には「いや、消したらあかんやろ・・・」みたいなアプリが多くあるわけです。
しかし、『PCに移行出来たら問題は起きない』程度のアプリは沢山あり、ブルースタックスなどのエミュレータも駆使しつつ実質的にスマホをPCへ移行することが出来ました。
私がスマホを持ったのは高校1年生ですが、それ以前の自分はもっと現実を見て、現実を楽しみ、ネットと『良い付き合い方』が出来ていたように感じます。
そもそもここまでの対策をしたのは『自分の親みたいなスマホの付き合い方をしたい』と思ったからでした。
親世代は(たぶん)多くの方がスマホゲームやSNSに興味がないですが、若者から見るとそれが羨ましくも思えます。
たとえそれが『難しくてとてもアプリなんて入れられない』みたいな理由だったとしても、ネットで苦しんでいる人は若者より少ないでしょうし、現実で遊んでコミュニケーションをしっかりとって笑い合って楽しんでいるような気がしています。
もちろん、スマホにはスマホにしか得られない素晴らしさやネットでしか得られない養分みたいなものはあると思うので、うまくハイブリットしながら付き合っていけるような
スマホを持つ前のただのネット好きな若者だった頃の自分
に近づけたらと思い実行しました。
良い感じに変化が生まれたわけですが、ネット記事のスマホ対策記事は「できたら苦労しねーよばーか」みたいな内容が多すぎると感じたので、この記事およびレポートが誰かの役に立てたら嬉しいです。