読者の悩み
- 速読ができるようになりたい
- 速読のしくみを教えて欲しい
- トレーニング方法はある?
こんな悩みに答える記事になっています。
速読をしたいけど、本当にあんなことができるのか、信憑性がない。トレーニングすれば読む速度は速くなるものなの?そもそもトレーニング方法は?
この記事では、速読に関するあれこれについてまとめます。
私も速読にあこがれて速読について調べ、トレーニングをして以前より1.2~1.3倍速ほどで読めるようになりました。
一般的な実用書だと1時間ちょっとで読めるかなというスピードです。
神レベルのスピードではありませんが、周りの人に比べると速いんだろうな、という程度ではあります。
トレーニングをしつつ速読に関して知れたことは多いので、それについて書いていきます。
1.速読はどんなもの?
速読はその名の通り、「本を速く読む」ということ。
「速読」で動画を検索したほうが分かりやすいです。本をパラパラとめくるだけで、内容が頭に入っています。神業です。
それゆえに、信憑性が低い。やらせにしか見えません(笑)
しかし、速読を身につけることができればかなりの時間短縮につながります。
Twitterのタイムライン、毎日見るニュース、本・・・周りには文字だらけで、これらを一瞬で見ることができるならどんなに時短につながるでしょう。
そのため速読を身につけたいという人が多いのも事実です。
2.【速読のしくみ】速読にはいくつかの種類がある
実は、速読にはいくつかの種類があります。
種類によってやり方もトレーニング方法もまるで違いますし、人それぞれの目指す読書スタイルでも選択すべき速読法が違います。
飛ばし読みして速読
これは・・・速読・・・?
目次を見て、好きなページに飛び、必要な情報だけを拾っていくスタイルです。
「本は何かをするための参考として使います!」というスタイルの人にはオススメです。(参考文献探しとか)
本を斜め読みして、キーワードを拾って重要そうな部分だけ重点的に読むという方法です。
斜め読みするための眼球スピードや、ページ全体をざっと見通す能力を身につけるとできます。
フォトリーディングで速読
フォトリーディングと呼ばれる読み方は速読方法の中でも有名です。
手法を簡単に説明しますと、
本に対して何を得たいかを考える→ページを画像として頭の中に取り入れる→頭の中を整理する→高速リーディングする
というもの。
高速リーディングの際には、本になにが書かれていたかの概要が頭の中に入っていて、自分がどんな情報を必要としているかも分かっている状態なので、異常なスピードで読むことが可能になります。
本を2回目読むときのスピードはさすがに速いっていうのと同じ感覚ですね。
かたまりで速く読んでいく
この手法が一番わかりやすく、再現しやすいと思います。
速く読めない人は、文章を細かく区切って理解しています。
例えばこんな文章
「今日は晴れていて、良い散歩日和だった。私は公園へ弁当を持って出かけることに決めた。」
読むのが遅い人は「今日は/晴れていて、/良い散歩/日和だった。/私は/公園へ・・・」
という区切りをしつつ理解していきます。見る範囲が狭いということ。
読むのが速い人は実際に以下のような区切り方をして読んでいます。
「今日は晴れていて、/良い散歩日和だった。/私は公園へ弁当を持って/出かけることに決めた。」
このかたまり=ブロックを、広くしていく練習をすることで身につけます。
ブロックを広げて2行一気読みができるようになれば、それだけで速度は2倍という寸法です。
2行一気読みで速読
かたまりで読んでいく方式とは違い、今読んでいる次の行を理解せずに、目で追いかけるということだけします。
潜在意識に落とし込んでいく感じ。
それを続けていくだけで、格段にスピードは上がります。
意識しないとかなり難しいのですが、確かにスピードは上げた状態で読むことができます。
実際に本を読みつつ実践形式でトレーニングできる方法ですね。
3.行った速読トレーニング
速読のトレーニングは、トレーニング本を買う他手段がありません。
知識として取り入れたら速読ができるようになるというものでもないので、トレーニングは必須です。
以下の本を参考にトレーニングを行いました。


全国2万人中1位を取った速読日本一の筆者がトレーニング方法についてまとめた本です。
主に眼球を素早く動かす力と、探しているワードを素早く見つける力、短期記憶能力を伸ばすトレーニングをする本でした。


こちらは、ブロック読みをするためのトレーニング方法や、高速スキャン能力を高めるトレーニング方法が載っていました。
短期記憶能力を伸ばすトレーニングもありました。
短期記憶能力については、速読ドリルの方が伸びそうだなと思います。ブロック読みをしたいなら下側の本ですね。
トレーニングと言っても、「このページの黒点を上下に高速で目で追っていきましょう」とか、「ページに分散して書かれた1~30までを素早く見つけましょう」とかいうものです。
間違い探しも一応トレーニングになるようで、身近なものがトレーニング方法になっているので驚き。
4.速読トレーニングの結果と速読の成果
一時期はまっていたので、何周もトレーニングを繰り返しました。
これは異常なまでの周回をしないとなかなか難しいです。
また、もともと人より読書スピードが速いので、自分の読書スピードの伸びもどれくらいかわかりづらく、モチベーションがなかなか続きません。
ただ、成果はたしかにありました。
ブロック読みの、ブロックの範囲は確実に広くなりました。
2行分一気にとかはさすがに無理でしたが、一行に対して視点移動が3回くらいで済むようにはなり、読書スピードが1.2~1.3倍速にはなったと思います。
それだけでも労力に見合うリターンが得られたのではないかと。
5.速読のしくみとトレーニング方法まとめ
速読は身につければ異常なスピードでインプットできる優れた技術です。
実際に友達で身につけている人を見ましたが、ページを2秒に1回ほどめくっていました。(速読塾に子供の頃通っていたとのこと。)
実際に速読者を目のあたりにしているため、やる気が継続したというのもあります。
こんな人にオススメ
- 読書スピードが異常に遅い(遅い人ほど習得しやすいようです)
- 速読に対して結構なやる気がある
- 仕事や勉強における回答速度を上げたい
伸びがあればうれしいし、継続できるものですし、日ごろから読書をしている人ならば実生活にすぐに生かすことができるのでオススメです。
トレーニング方法については、以下の本を購入するのが近道です。
結局速読は「目の筋トレ」に近いトレーニングをするものですので、筋トレと同じようなモチベーションで臨むことがポイントではないかなと感じています。

