みなさんも一度は挑戦して結局ダメだった!という経験もあるだろうルービックキューブですが、あれどうやって解いているの?
という素朴な疑問にお答えしていきたいと思います。
私は中学生の時にルービックキューブの解き方を知り、手順を暗記したので今ではどんな状態からでも平均1分で六面完成までもっていくことができます。
お店でルービックキューブが売られている周辺には、必ずと言っていいほどルービックキューブがバラバラの色で置かれていると思います。
見かけたら割と毎回完成させるのですが、近くの子供からかなり驚かれます。
手品でも見たかのような目でルービックキューブを眺めているから微笑ましい。
最初に伝えておきますが、解法を学べば、いつでも誰でも数分程度(というか1分以内)で解くことは可能です。
さて、そんな私も最初は3時間かけてようやく完成させ、2回目は2時間・・・と繰り返しつつ上達していきました。
「解き方の難しい説明はいらないから、どういう考え方で解いているのかだけ(雑学的な知識として)知りたい!」という人はぜひご覧ください!
ルービックキューブはどういう考え方で解いている?
結論ですが、ルービックキューブの考え方は「状況に応じた回し方(公式)を駆使して次のフェーズに進んでいくだけ」です。
そもそもルービックキューブの解き方は色々あります。
「LBL法」だったり、「ツクダ式」だったり・・・。(ちなみに私はLBL法です。)
いずれにせよ、結局色の状況を見てどういう回しかたをすべきかを考えているだけです。
詳しく言うと、「下の段と真ん中の段を動かさずに、上段真ん中のブロックを真ん中の段の端っこに持っていきたいな」→じゃぁあの回し方をしよう!
という風に、状況によって使い分けているだけです。
状況に応じて公式を使い分けている感じ、といえばわかりやすいかもしれません。
ルービックキューブの考え方の具体例
例えばこれ。OLL法パターン7の揃え方・作り方で紹介されている回し方ですが・・・「下側二段をシャッフルさせず、一番上の面を揃える」というときに使う回し方です。
この回し方をする時は、既に下二段(画像で言えば灰色の所です)は揃っている状態です。
これができたら一番上の色が揃うので、あとは最上段の横の部分をそろえていけば完成・・・という状態に持っていけますね。
こういった回し方を、何十通りも覚えることで何も見ずに揃えることができるようになります。
LBL法では、数種類の回し方を使い分けることで、下の段からそろえ、真ん中の段をそろえ、最後に上の段をそろえています。
LBLの意味がLayer By Layerであるので、レイヤーごとに分けて揃えていくというイメージの解き方になっています。
2×2でも考え方は同じ
ルービックキューブの大きさによって難易度は変わってきますが、基本的な考え方は同じです。
例えば下の段の色を動かさずに上の面だけ動かしたい・・・という場面ごとに、適切な回し方をしていくだけ。
もちろん、2×2の方が解くためのステップは少ないので、楽です。
この大きさなら自力で解ける人もいるかもしれません!
ルービックキューブを目隠しで解いている人の考え方
目隠しで解いている人も多くいますね。
最初にTVで見たときには衝撃を受けました。
私はできませんが、あれは側面と角で解法が変わってくるようです。
大雑把にいえば、2点交換を繰り返すことで解答へと導いています。
2点交換の順番を、最初に見たときに把握しておいて、頭の中で覚えておけば目隠しでもできるというからくりだそう。
圧倒的記憶力が必要になるので、難易度は高いです。
ルービックキューブの解法(考え方)を身につけるまで
中学生のときにハマり、今では平均1分で完成できると書きましたが、そこまでに結構な時間がかかっています。
本を読みながらでも、一番最初は6面完成に3時間ほどかかりました。2回目は2時間・・・。やっていれば段々とタイムが縮んでくるものです。
以下のような本を読みながら手を動かしていました。LBL法と、ツクダ式の回し方が載っています。
本の方がどこでも見れるのでオススメ
攻略法に対する理解度をまず上げていき、回し方が大体わかるようになれば、そこからは手順を覚えていくのみです。
手を動かさないと覚えることができないし、最後の手順で失敗したらまた1からやり直さなくてはいけません。なので、覚えつつ回して、本を見ながらやってきた手順を逆に回してもとの配置に戻して・・・を繰り返していました。
何やかんやで3か月がたち、手順を完全に覚えることができました。
「なにも見ずに解けたらIQ130!」なんて言われていますが手順を覚えるとなると良く分かりません。
攻略本を見ずに完成なんて正直「偶然」にしか思えませんからね・・・。
たまに天才的な人は考えながら進めて、攻略本無しで解けるようですが、私にはさっぱりわかりません(笑)
手順を全部覚えることができる=IQが高いなのでしょうか?
おすすめのルービックキューブはどれ?
ルービックキューブをやってみたい!という方は、100均でも売っているのですが、絶対にやめておいた方がいいです。
攻略本を読みながら進めても、最初は3時間ほどかかります。
それなのに、回しにくいルービックキューブなんて使ってられません。
そこでおすすめなのが、スピードキューブと言われる競技用のルービックキューブです。
私も段々とコツを覚えてきたとき、スピードをさらに上げるために、競技用のルービックキューブを購入しました。
ストレスなく回せるので、最初から競技用を買うのがオススメ!
市販のよく見かけるものとは大違いです。
競技用で、世界標準配色ならば大きな違いはなく、どれでもOKです。
「中級者用」とかって書かれていますが、練習用としても最初から買っておけば、引っ掛かりが少なく、ストレスなく練習できます。
世界標準配色のものを購入することで、攻略本通りの配色になっています。
配色は必ず世界標準配色のもの(白を手前面に見ると奥面が黄色、そして側面が時計回りに青・赤・緑・橙色)を買いましょう!
スピードキューブを購入するのに加えて、スプレーで油を塗って、より滑らかに動くようにもしました。
プラスチックが溶ける油もあるので注意が必要なのですが、5-56で大丈夫です。
あと言われているのが、「何度も何度も回して、プラスチック部分がうまいこと削れてくるとさらに速くなる」ということ。
回し方もコツがあって、掴んで回すのではなく、人差し指ではじいて回す「トリガー」と呼ばれる回し方を普段から使えるようになるとはやいです。
おそらく先ほどの説明では意味が分からないはず。
Youtubeで回し方を学ぶのが一番だと思いますので、見て、実際にルービックキューブを手に取って回してみましょう。
LBL法の簡単な部分を覚えて、はやい回し方ができるようになればとりあえず1分は切れます!十分特技として通用するレベルですね。
あとはLBL法での省略手順を覚えることで(各工程に20~50種類くらいあるので私は覚えていませんが)さらに速くできます。
ルービックキューブを揃えるのは考え方さえ分かれば実は簡単!
ということで、ルービックキューブの考え方は「状況に応じた回し方(公式)を駆使して次のフェーズに進んでいくだけ」です。
私はルービックキューブをやる前は最初に展開図でも考えているのかと思いました・・・。頭がいい人しかできないものなのかと思っていました。
そうではなくて、ちゃんとした解法があり、それさえわかれば揃えるのは簡単だったりします。
当然最初は苦労しますが、段々と速くできるようになるはず。
人生で一番最初に揃ったときの快感は今でも忘れていません。
練習の時から競技用を買っておいた方が何かと捗ります!