最近、賃貸ではありますが戸建て住宅に引っ越しました。
今までの住宅なら玄関先や各階ごとに消火器が置かれていましたが、戸建てとなると消火器がありません。
怖いなと思ったので、消火器を購入&置き場所にも悩んだので、そのときの話をまとめます。
戸建ての消火器購入で迷っている人の参考になれば嬉しいです。
ちなみに私が購入した消火器は以下の商品です!
戸建てでも消火器の設置義務はない
引っ越したときに「あれ…消火器…なくね…!?」と焦ったんですが、そもそも戸建て住宅に消火器の設置義務はないです。
集合住宅は消火器の設置が義務付けられていて、廊下やエレベーター横などの共有スペースに設置されていることが多いです。
というわけで、戸建ては特に設置しなくても違反にはなりません。
というか、消火器の購入を迷うという思考に至る人がそもそも少ない気がする。
戸建て住宅に引っ越して、消火器を購入した理由
設置義務がないにも関わらず、消火器を購入した理由は以下の通り。
- 火事が起きたときに絶対に後悔すると思ったから
- 火災リスクが低くても、ゼロとは言い切れないから
- 初期消火ができるかどうかで大きく左右されるため
1つずつ紹介します。
火事が起きたときに絶対後悔すると思った
「もし今火事が起きたらどうするか」を考えてみました。
対抗手段が、皿や鍋に水を汲んでぶっかけるとか、濡れタオルで応戦するとかしかなく、心もとないなと感じました。
それで失敗して全焼に繋がったら、「なぜ専用の消火グッズを買わなかったのか」と絶対後悔するはず。
消火器があって失敗したら、まぁベストを尽くしたと気持ちの整理もつけやすそうです。
火災リスクが低くても、ゼロとは言い切れないから
我が家で火災が起きるとすれば、IHコンロからの出火や揚げ物の油からの発火。
漏電や放火、近隣の火災からの影響くらいでしょうか。
IHの温度検知ミスなどで、揚げ物油から出火することは多いみたいです。
いずれにせよ、絶対火事は起きないとは言い切れません。
なんなら放火のリスクもありますからね。
初期消火ができるかどうかで大きく左右されるため
初期消火とは、出火後1~2分の鎮火行為の事を言います。
一般的には、3分以内には天井に火が燃え移り、鎮火できない状況に陥るそう。
その際に強力な消火器があれば事なきを得ますし、ここで専用器具がなければ手間取ることは間違いありません。
ちなみに、消火器が使われた際の初期消火成功率は約80%と高いそうです。(参考データ)
購入した消火器について
購入した消火器は写真の通り。
よく見かけるやつですね。
色々な商品があるが、業務用消火器が安心だと思う
消火器には色々なタイプの商品があります。
例えば、以下のような家庭用消火器はデザインがかわいいものも多いです。(ちょっと高いけど)
また、手軽なものとしてスプレータイプなんかもあります。
比較すると、以下の表のようになります。
業務用消火器 | 家庭用消火器 | スプレータイプ | |
---|---|---|---|
デザイン性 | |||
値段 | |||
性能 | |||
標準使用期間 |
個人的には、消火器を買う=安心を買うのだから、性能が良いものにしたいと思いました。
なおかつ、どこにでも置いてあって誰しもが使える設計になっているであろう業務用消火器が一番かなと考えました。
場所は取りますしデザイン面は劣るけど、戸建てなので収納場所は多いですしね!
安心を買うのだから、「安心」で判断しないとなと思い業務用消火器に決定。
捨てるときのことも考慮して選ぼう
消火器はどれも標準使用期間が定められていまして、それを過ぎると処分する必要が出てきます。
処分の事もきっちり考えたうえで購入すると安心です。
先ほどの表でも書きましたが、標準使用期間の目安は以下の通り。
ズボラなので、スプレータイプはしんどそうだなと感じました。長けりゃ長い方がいい…(笑)
処分方法は商品により様々ですが、スプレータイプなら普通のスプレーと同様の捨て方でOKです。
業務用消火器ならリサイクルシールが購入時点で貼ってある(2010年以降製造の消火器に限る)ので、リサイクル窓口へ持っていけば大丈夫です。
例えば、ホームセンターや消火器の会社、防災の会社、電気や化学系の会社が窓口となっているようで、全国どこでもあるなというイメージでした。
リサイクル費用についても調べてみると、以下の通り。(保管費用がいるようです。)
特定窓口に持ち込み:小型のもので800円から2,000円程度
指定引取場所に持ち込み:リサイクルシールの貼ってある消火器は無料
不用品回収業者に依頼:小型のもので1本あたり2,000円程度、大型のものになれば3,000円程度
捨てるまでの期間や、捨て方も考えたうえで購入すると安心です。
ホームセンターでは、「消火器を買い替えてくれるなら、無料で引き取ります!」
みたいな事例もあるみたいです。
戸建て住宅での消火器を置く場所について
家庭で火事になりやすいのは、キッチン回りです。
そのため、キッチン回りに置くのはNGです。
火の出方次第では、キッチンに置いておくと取りに行けない状況も起こります。
よくおすすめされるのは、玄関付近です。
キッチンからある程度離れているものの、すぐに消火器を入手できる場所でもあります。
また、たばこのポイ捨てや放火など、家の外での火災にもいち早く対応できます。
我が家は靴箱に消火器を収納しました
玄関に置くと目立つので、玄関の靴箱に収納しました。
仕切りを取って、ある程度の高さを確保した状態で収納しました。
これで玄関もスッキリしますし、そこそこ取り出しやすいので問題なしです。
ちなみに、消火器でけーよ!という人は小型の消火器もオススメです。
高さも6cmくらい低いです。
4型なら力の弱い方でも軽く、扱いやすいです。
もちろん小さい分消火範囲は小さくなりますが、4.5畳とキッチン程度ならカバー可能。
複数個購入して、2部屋に置くとかもアリです。
私は10型を購入しました。14畳程度カバーできます。
玄関に入るし小型じゃなくてもいいので、性能重視で購入。
戸建て住宅は消火器は必須じゃないけど買うべきだと思う
ということで、戸建てでの消火器は設置義務はないけど「もし火が起きたらどう止めるの?」と考えていただけたらと思います。
消火器が絶妙な値段でちょっと迷ったのですが、買うとしたら誰もが使える物をということで業務用の消火器を購入しました。
とはいえこれで10年持つので、かなりコスパはいいのではなかろうか!?
火事で逃げ遅れたらほぼ確実に死んじゃうので、それを考えると安い買い物かなと思います。