通勤や通学に、もっとスピードの出る自転車が欲しい・・・けど、クロスバイクやロードバイクは5万を超えるような高いものばかり。
そんな中で、グラフィスのクロスバイクは楽天で格安のクロスバイクとして売られていて(なんと約2万)、かつランキングも1位を取り続けている・・・。
安すぎて逆に心配になる人も多いかと思うので、2年間この自転車を乗り続けた私がレビューしていきます。
結論からいうと、通勤・通学での使用を考えているなら十分オススメできる性能でした!
通勤・通学以外ならどうなるの?といった部分や、価格に見合った商品なのかという部分について紹介していきます。
Graphis(グラフィス)のクロスバイクについて
楽天での、クロスバイクカテゴリで毎年1位を取っているグラフィスのクロスバイク。
クロスバイクの中でも格安です。
普通、クロスバイクといえば予算が4万や5万円かかるものです。
・・・というより、もっとかかりますね。
ママチャリを購入する人にとっては4・5万円でも高いと感じてしまいますが、クロスバイクの中では4・5万円は格安の部類になります。
でも驚いたことに、このグラフィスの価格は2万円前後。
こちらは26インチですが、24インチのものもあり、色も11色とおしゃれなものが見つかります。
え、安すぎてちょっと怖い・・・という方へ、メリットやデメリットを書いていきます!
グラフィスのクロスバイクのメリット
メリットは大きく分けて5つあります。
- 紹介した通り、格安
- 車体が軽い
- 従来の空気入れでOK
- ギアが6段で、スピードも出る
- 姿勢がママチャリとは違ってくるので、スピードが出やすい
この中でも、特に2番が大きく効いてきて、片手でも持ち上げられる軽さになっています。
そのおかげもあってスピードも出ます。
「今のママチャリ、漕いでも漕いでも進みが遅い・・・」という状況から買い替えたので、革命が起きました。
特にうれしいのが、自転車置き場から車体を出すときです。
自転車自体を持ち上げなければ出し入れできないことが多々ありますが、車体が軽いのでかなり楽です。
また、ギアが6段ついていますが、ほとんど変更することがありません。
ちょっとした坂でも車体が軽くなった分、ギア6のまま楽に登ることができます。
また、車体が軽い分、あまり減速しません。
ママチャリとかだと、ペダルをこぎ続けないと速度を保つことができませんが、このクロスバイクなら、一度速度を出せば、そのままのスピードを長く維持しつつ走ることができます。
3番に書いた「従来の空気入れでOK」というのは、クロスバイクは普通、空気圧を高めてもいい細めのタイヤが使用されていおり、専用の空気入れが必要です。
それに対し、グラフィスのクロスバイクはママチャリと変わりないタイヤを使用しています。
つまり、専用の空気入れを追加で購入することなく空気を入れることが可能ということです。
グラフィスのクロスバイクのデメリット
やはり、安いのには理由があります。
といっても、普段使いをする分には気にならないデメリットですので、安心してください!
- 自分で組み立てなければならない
- 防犯登録を自転車屋に持っていってしなければならない
- 高級なクロスバイクよりもトップスピードが出ない
- 確実に遠距離には向いていない
1つめは、最初に困るだけです。説明書に組み立て方が詳細に書かれているので問題は特にありません。めんどくさいだけのデメリットですね。
私は賃貸アパートなのですが、家の中で組み立てることも可能でした。
素人が組み立てるのは危ないよ!という話もありますね。確かにその通りなのですが、説明書通りに組み立ててそのまま2年間使い続けていますし、大きな問題ではないかと。
デメリット二つ目。
防犯登録の際には、通販で買った自転車すべてにおいて言えることなのですが、自分自身で自転車屋に運んで行って、防犯登録をしてもらう必要があります。
防犯登録用の紙が説明書の一番最後についており、それに記入して、車体と一緒に持っていきましょう。
注意しなければならないのは、自転車屋によっては断られることもあるということです。
「うちの自転車屋で買ったものしか防犯登録はしないようにしているんだ!」と一軒言われてしまいました。
転売や、盗んだものかどうか判別がつきにくい以上、仕方のないことです。
こればっかりは色々な自転車屋に寄って聞いてみるしかありません。
ちなみに、私は2軒目でOKでしたので、そこまで心配することはないでしょう。
最後に、やはり高級なクロスバイクにはスピードは負けます。
タイヤがママチャリと同じだし、これはもう仕方ないですね。
トップスピードが圧倒的に違う・・・という感覚です。おそらく普通のクロスバイクは普段の道でトップスピードを出したら危なすぎるので、丁度いいスピードに落ち着いて逆に良いんじゃないかなと思っています。
ただ、ママチャリには圧倒的な差をつけて勝てます。
街中のサイクリングであれば、ガンガン抜かせます。わぁい。
最後のデメリットとして、超長距離を漕ぐのには向いていないよ。ということを伝えておきます。
一度この自転車で小豆島一周をしたのですが・・・さすがにきつ過ぎましたね。
坂が何度も目の前に立ちはだかるのですが、その度に歩かざるを得ませんでした。
その状況で、高級な車体に乗っている友達は座ったまま漕いでいるという・・・。なんちゅう性能差や。
友達の高級なクロスバイクを漕いだ時の軽さが天国だった。シティサイクルとして使っている間(ママチャリと比較していた頃)は出てこなかったデメリットでした。
グラフィスの評判をチェック
グラフィスの評判に関してもチェックしました。
おおむね私と同じ感想が多かったですが、安全面やメンテナンス面での不評が多かったですね。
グラフィスの良い評判
組み立ては説明書を読みながらして、結構大変でした。
しかし、意外と簡単に組み立てられました。
走行すると速く、街での利用に便利
グラフィスの悪い評判
思っていたよりも重い
壊れやすい。メンテナンス回数も多くなってお金も取られる
最初から不良品だというのはともかく、壊れやすいかと言われると微妙なところです。
たしかにママチャリよりは壊れやすいかもしれませんが、ちゃんと自分で油を刺したり、空気を入れたりしてずっと使えました。
総合的には、ママチャリよりはスピードが出るし普段使いにはいいけど、「いいクロスバイクが欲しい」「ママチャリより安く自転車を手に入れたい」という人にとっては不評でした。
買うならこれがオススメ!自転車のパーツ
クロスバイクは、必ずパーツを買う必要が出てきます。
中でも鍵とライトは必須です。
実際に私が購入したものを載せていきます。
クロスバイク用の鍵
鍵は、重さや切られにくさで選ぶものです。この太さなら大丈夫でしょう。
もっと高級なウン十万するクロスバイクならもっと値段の高いものを買うべきですが、今回の場合はこれでも十分でしょう。
クロスバイクのライト
電池が長持ちしますし、光量も抜群、スマホとおなじ要領で充電もできるので、使い勝手が本当に良いです。
設置も簡単ですし、大人気の商品なのでこれ一択。
自転車での遠征に何回も行っている友達に聞いたのでこの商品で間違いはないかと。
他にも、ディフェンダーという泥はね防止のものや、車体に取り付けるボトルホルダーなど、パーツは様々ありますが、以上の2点を買えば最低限揃います。
結局グラフィスのクロスバイクはどんな人にオススメ?
メリットとデメリットを紹介してきましたが、ここでまとめです。
グラフィスの自転車を購入すべき人は、以下のような人です。
- コスパ重視な人
- 通勤・通学の時短をしたい人
- 街中での使用が多い人
上記にあてはまるのなら、十分に満足のいく商品かなと思います。
逆に、購入を控えたほうがいいという人は以下のような人です。
- 趣味としてサイクリングに手を出したい人(もっといい物を買った方がいい)
- 毎日キツイ坂道を行き来する必要がある人(ママチャリで問題ないならOK)
- 大量の食材を購入する人(当然カゴはない)
「購入したけど1年しか持たなかった!高いのを3年乗ったほうが良かったじゃん!」なんてことにはならないので、その点については安心してください。
自転車の性能としては普段使いの場合は文句なしですので、メリットを十分受けられる人なら購入をおすすめします。